これまでの奨学生の生活で得たものや、日本留学の成果などについて
所属:水戸南ロータリークラブ
奨学生:グエン ゴック アン
私たち、ベトナム人は、大雑把な性格の人が多いです。日本に来て、日本人は“几帳面”な性質を持っていると感じています。例えば、日本人は仕事が丁寧です。卒業論文でも書いたことなのでが、日本人は、相手のことを考えて仕事をしている事が多く、その特性が日本の商品の品質を高めているのだと、しみじみ思っています。初めは、その“几帳面”を面倒くさく感じることもありました。しかし、日本で生活している間に、その性質が身に付いてきたと感じています。私にとって、この“几帳面”という日本人の特徴を得られたことは、留学生活における、一つの成果だと思っています。
また、奨学生になって、学友会が企画した活動に参加して、様々な国の友達ができました。友人と交流を深めることで、それぞれの国の文化を知る事ができました。他国の文化を知ることで自国の文化の特徴を知る事ができ、日本の文化をより鮮明に捉える事ができるようになりました。
毎月ある例会は、私の心を強くしました。もともとシャイな性格の私は、人前で話すことが苦手であり、緊張から言葉が出なくなる事がよくあります。そんな私にとって、例会は定期的なコミュニケーションや発表の場でもあり、その活動を重ねることで、プレゼンテーションや多数を相手にした会話も以前より上手になったと感じています。
この一年間は私にとって一生に忘れられない時間です。ロータリークラブ会員の皆様の支援のお陰で自分がもっと成長できたと思いました。カウンセラーの方はいつもお母さんのように私のことを心配してくれて、本当に感謝しています。そして、これからも日本で多くの経験を積んでいきたいと思います。